第7回 神の導きを受ける(適用)

聖書から聞いた内容に基づき、神さまの導きを受け取ります。聖書の教えを自分に当てはめます。これを適用と言います。このように当てはめたことが本当に神さまの導きなのか、との疑問はあると思います。それに対しては、神さまの導きと信じることにする、それがこのデボーションの立場です。そもそも、これは絶対に神さまの導きだと証明できるような導きはありません。私たちは信仰者、信じて歩むものです。

1.適用を考える理由

(1) 適用をする前提・信仰

以下のことを前提(にすることに)とします。

  • 神様は私たちのことをご存じである。
  • 神様は私たちを愛しておられる。
  • 神様は万事を益とされる神である。
  • 神様は、今、ここで生きている私たちを導かれる。
(2) 適用を促す聖書の言葉
  • 神様が御言葉を通し、私たちに導きを与えられるから(詩篇119:105)。
  • 行いのない信仰は役に立たず、死んだもの(ヤコブ 2:14~26)
  • 天国に入る者として(マタイ7:21)
  • 信仰者として生きるため(マタイ4:4)

詩編 119編105節
あなたの御言葉は、わたしの道の光/わたしの歩みを照らす灯。

ヤコブへの手紙2章14節
わたしの兄弟たち、自分は信仰を持っていると言う者がいても、行いが伴わなければ、何の役に立つでしょうか。

マタイ福音書7章21節
「わたしに向かって、『主よ、主よ』と言う者が皆、天の国に入るわけではない。わたしの天の父の御心を行う者だけが入るのである。

マタイ福音書4章4節
イエスはお答えになった。「『人はパンだけで生きるものではない。神の口から出る一つ一つの言葉で生きる』/と書いてある」。

2.適用を与えられるために

  • 自分の関心事(悩み、問題、課題)、自分の立場(役割、目標、感情)、関係(神、配偶者、家族、職場、教会、友人)を思い浮かべて祈ります。
  • 神様は、思いがけない導きを与え、私たちを用いようとされます。聖書から与えられた教えを思いめぐらし、祈ります。

3.適用の原則

  • 自分に適用すること:「私は~する」
  • 実際的、具体的:いつ、どこで、誰に、なにを、どのように
  • 可能なことから:神さまは無茶な導きを与えない。
  • 飛躍した適用はしない