第5回 聖霊の導きを求める

1.導き手である聖霊を信じる

ディボーションをする時、私たちの導き手となってくださる聖霊の臨在を信じ、この方に心を開くことが大切です。主イエスは聖霊が私たちと共に、私たちのうちにおいでになると約束してくださいました。

ヨハネ福音書14章16~17節
わたしは父にお願いしよう。父は別の弁護者を遣わして、永遠にあなたがたと一緒にいるようにしてくださる。この方は、真理の霊である。世は、この霊を見ようとも知ろうともしないので、受け入れることができない。しかし、あなたがたはこの霊を知っている。この霊があなたがたと共におり、これからも、あなたがたの内にいるからである。

2.聖霊の働き

・聖書の著者は聖霊(テモテ二3:16)です。聖書を悟らせ導きを与えるのは、聖霊のお働きです(ヨハネ14:26)。

テモテへの手紙二 3章16~17節
聖書はすべて神の霊の導きの下に書かれ、人を教え、戒め、誤りを正し、義に導く訓練をするうえに有益です。
3:17 こうして、神に仕える人は、どのような善い業をも行うことができるように、十分に整えられるのです。

ヨハネ福音書14章26節
しかし、弁護者、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊が、あなたがたにすべてのことを教え、わたしが話したことをことごとく思い起こさせてくださる。

3.聖霊の導きを祈り求める

  • 聖霊なる神さまが、自分の心に住んでおられることを信じます。まだ信じられないなら、自分の心に住んでおられると考えます。その時は、ヨハネ福音書14章16~17節を読むとよいと思います。信仰は聞くことから始まりますので、この聖句を読んでいくうちに聖霊の内住を信じることができるようになると思います。
  • 次に聖霊なる神さまが導いてくださるように祈り求めます。なぜ聖霊なる神さまの導きを必要とするか言い表すことが大切です。「あなたは何のために私の導きを求めるのですか」と聖霊なる神さまに問われたら、どう答えるのか、です。神さまのみ心に従いたいので、導いてくださいと祈ることになります。大切なのは従順な心です。従順に歩みたいと願う心です。
  • 聖霊の導きを受け取るとき、私たちは聖書が神の言葉であるとの確信が与えられていき、聖書の言葉によって生きていこうとの思いが増し加えられます。デボーションを続ける中で、聖書が神の言であるとの確信は深められていきます。
  • 聖霊は人格を持つ三位一体の神です。デボーションは、聖霊なる神さまとの交わりの時です。聖霊なる神さまは私たちに、御言葉の悟り、適用への導きを与えてくださいます。