第2回 どのように行うのか

1.デボーションへの備え

  • デボーションを習慣とするために、生活のスタイルを整える意識を持つようにします。
  • 基本的には、一日の初めに行うのが好ましいので、そのように工夫します。
  • 朝、静かな場所、静かな時、自分の心に静かに耳を傾けることができるような環境を整えます。

2.デボーションの実際

2.1 祈り

  • 聖霊の導きを祈ります。
  • 自分の心が開かれ、今の自分に必要な教えを読み取ることができるように祈ります。神さまにお従いするので、み心を示してください、と祈ります。

2.2 今日のみことばを読む

  • 今日のデボーションの箇所をできたら声を出して2,3回読む

*キリスト教書店に行くと、日々聖書を読むために助けとなる雑誌が並んでいます。そこには毎日どこを読んだらいいかの指定がなされています。その箇所を読めばよいと思います。

2.3 聖書に聞く

(1) 内容観察

読んだ聖書箇所にはどんなことが書かれていたのかを簡単に要約して書きます。国語の試験ではないので、正確に書かねばならないとか、適切に表現しなければならないとか、気にしないで、こういうことが書かれていた、と書けば十分です。

(2) 神さまはどのようなお方か(御父・御子・聖霊)

読んだ聖書において、神(父なる神、御子イエス・キリスト、聖霊)がいかなる方として書かれているかを読み取ります。書かれていない場合もあります。

神さまがいかなる方かを知ることの重要性は、こちらを見てください。

(3) 神さまが望まれる私たちの生き方

読んだ聖書において、神さまが私たちに求められる生き方を以下のような視点で読み取ります。以下のすべてのものが書かれているとは限りません。これらは目安です。この目安にとらわれず、聖書から神さまが自分に望まれる生き方を読み取ることができれば、それで十分です。

  • (罪)神の前に犯す罪が示されていないかどうか
  • (約束・慰め) 私たちに対する約束、慰めはないか
  • (警告、避けるべき行動)避けるべき行動、警告がないか
  • (命令) 神が、私たちに「しなさい」と命じておられることはないか
  • (模範) 今日のみことばや、登場人物から私たち見習うべき模範となることはないか

3.神さまの導きを求める

神さまがいかなる方かを示されたら、その神さまに対してどのように関わるのか、また私たちの生き方が示されたら、それをどのように具体的に実践するのか、自分の気持ち、自分のおかれた状況等を思い起こしつつ、神さまの導きを探り求めます。

(1)導きを求める際の注意点

  •  自分に対する導きを求めること。
  •  実際の自分の生活にあったもの、また具体的なものにすること。
  •  実践に移せる可能性のあるもの
  •  継続的に適応していくことができるもの
  •  飛躍しすぎず、常識的なもの

(2)祈りながら導きを求める。祈りをノートに書く。

導きを求めるとき、祈りをノートに書きながら祈ると効果です。聖霊の導きを与えられ、導きが与えられることがあります。神の導きを頭の中で考えるのではなく、祈りながら考えていくと、導きが与えられます。導きが分からないときは、「教えてください」と祈ります。こんなことが導きなの?と思えるようなことでも導きを受けとめてよいと思います。

4.導きを実践します

  • 導かれたことをノートに書く
  • 実践する

5.一日の終わりに

  • 適用を実践したかどうか、確認する。
  • 適用したことをめぐって記すべきことがあれば書いておく。