コロサイ書 1章3~8節

2020年5月6日

(内容)

  • パウロはコロサイの教会を覚えて神に感謝をささげている。それはコロサイ教会の人たちが福音を聞き、希望を抱き、信仰と愛に生きているからである。

(黙想)

  • パウロは、コロサイ教会のためにいつも祈っていると書く。次にコロサイ教会のことを覚えて祈る時、神に感謝をささげると書く。その理由は、コロサイ教会の人たちが抱く信仰と聖なる者たちに対する愛を聞いたからと書く。コロサイ教会の人たちの信仰と愛がパウロのもとに聞こえてきたのである。
  • コロサイ教会の人たちの信仰と愛は、天に蓄えられている希望に基づいている。この希望は福音という真理の言葉を聞くことから与えられたとパウロは書く。コロサイ教会の人たちの心に起きたことを説明している。
  • 福音はそれが宣べ伝えられるところではどこでも同じ事が起きる。コロサイの地においても起きた。それは何か。「神の恵みを聞いて真に悟った」とある。福音を聞くとは、神の恵みを悟るということである。その結果、福音はそれを信じた人において実を結んでいく。パウロが感謝したコロサイ教会の人たちの信仰と愛と考えることができる。
  • コロサイ教会の人々は、その福音をエパフラスから学んだ。
  • これを読んで印象に残ることの一つは、「天に蓄えられている希望」。これはどういうことか。この希望からコロサイ教会の人たちの信仰と愛が生まれている。信仰と希望と愛、いつまでも残るものは愛とパウロは書いた。ここでは信仰と愛は希望に基づくとある。信仰について思い出す聖句がある。
  • ヘブル11:1

信仰とは、望んでいる事柄を確信し、見えない事実を確認することです。

  • 何を信じるのか。望んでいる事柄、つまり希望が現実化することを信じるのである。希望の内容は、まだ明らかではない。真理である福音を聞くことを通して希望を抱く。その希望は「天に蓄えられている」。これはこの希望は人間が考え出したものではなく、神に由来するものであることを示しているのか。天国に迎えられるという希望ではないだろう。そもそも福音も人間が考え出したものではなく神に由来する。なぜ「天に蓄えられている」というのか。天には、他にも蓄えられているものがあるのだろうか。
  • 「神の恵みを聞いて真に悟った日から」。神の恵みとは福音であり、福音は神の恵みである。福音はそれを聞いて悟るとき、聞いた人において実を結ぶようになる。ここではコロサイ教会の人たちの信仰と愛が「実」と考えることができる。世界中至るところでそうであるように。福音はそれを聞いて悟る者において実を結ぶ。悟りは、聖霊の導きによると考えてよいと思う。ただ聞くだけでは、悟りは生まれない。
  • コロサイ教会は福音をエパフラスから聞いたとある。僕は福音を宣べ伝える者として神に召され、教会に仕え、福音を伝えてきた。今、教会の働きからは退いている。でも福音を宣べ伝える働きから退いているとは思っていない。教会の働きから退いたからできる働きもあるのではないかと考えている。

(聖書に聞く)

☆神はいかなる方か
☆神が私たちに求める生き方
  • <教え>私たちは福音という真理の言葉から希望を聞く。
  • <教え>福音は真理の言葉である。
  • <教え>福音にはそれを伝える人がいる。

(神の導き)

☆祈り
  • 天に父なる神さま、今日の聖書箇所は興味深い箇所でした。今日の聖書を読み、福音から希望を聞き、希望から信仰と愛が生まれることを知りました。興味深い記述です。コロサイ書を通読し、どのような希望が語られているのか、知りたいと思いましたので、通読します。
  • 福音は宣べ伝えられる人によって語り伝えられます。コロサイ教会の人たちはエパフラスから福音を聞き学びました。今日の箇所を読み、神さまは私を福音を伝える者として用いてくださっているのではないかと思いました。具体的な教会に仕えるという形ではなく、インターネットを通して会ったことのない人たちに対して宣べ伝えることができますし、これまで私が出会った人たちに対しても、伝えることができます。今日は、神さまが私を用いてくださっているのではないかという感触を得ることができ感謝します。
  • 今ブログでは「福音」を主題として文章を書いていますが、あらためてあなたの導きを祈り求めます。語るべき言葉を与えてください。
☆与えられた導き
  • コロサイ書を通読する
  • 福音を伝える働きへの導きを祈り求める。

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コロサイ書が語る希望について

1:5
それは、あなたがたのために天に蓄えられている希望に基づくものであり、あなたがたは既にこの希望を、福音という真理の言葉を通して聞きました。

*「天に蓄えられている希望」。この希望が何かは不明確。

1:12
光の中にある聖なる者たちの相続分に、あなたがたがあずかれるようにしてくださった御父に感謝するように。

*「聖なる者たちの相続分」。相続するのが何かは不明確。

3:24
あなたがたは、御国を受け継ぐという報いを主から受けることを知っています。あなたがたは主キリストに仕えているのです。

*「御国を受け継ぐ」。これは信仰者の希望

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