ヨハネ福音書 6章52~59節

2019年8月22日

(内容)

  • イエスはご自分の肉を食べ、血を飲む者は永遠の命を得る、ご自分の肉はまことの食物、ご自分の血はまことの飲み物、これを食べ、飲む者はいつもわたしの内におり、わたしもその人の内にいると語る。そしてその人はイエスによって生きると語る。

(黙想)

  • ユダヤ人たちは、外面的にしかものを見ていない。イエスの肉を食べさせることができるのかと語るが、文字通りのイエスの肉、人肉を食べることをイエスは語っているわけではない。イエスは何を言おうとしているのか、真剣に聞く耳を持っていない。だから上辺だけを見て、聞いている。
  • イエスの肉を食べ、イエスの血を飲むとは、比喩である。イエスご自身を受け入れることを意味する。イエスご自身との交わりに生きることを意味する。礼拝で行われる聖餐式では、イエスの肉とされるパン、イエスの血とされるぶどう酒を受ける。それはイエスがご自身を私たちに差し出し、私たちがイエスを受け入れることのしるしでしかない。パンやぶどう酒自体が特別な働きをするわけではない。私たちは、自分はイエスを受け入れるとの信仰をもってパンをぶどう酒をいただく。その時、聖霊が、私たちをイエスとの交わりに生きる者として下さり、私たちはイエスとの交わりに生きる者となる。
  • 私たちはイエスによって生きる。イエスという人格を持った方との交わりによって私たちは生きる。イエスとの交わりに生きる者は永遠に生きる。イエスとの交わりは、私たちの死をもって終わらない。私たちの死後、イエスとの交わりがどうなるのかはわからない。しかし私たちが生きているとき、イエスとの交わりに自覚的に生きることができる。
  • アダムの堕落は、人類すべての堕落を語る。人類はすべて罪の支配の下にあり、神の怒りを受ける者として罪を犯しながら生きている。それは真に生きているとは言えない。
  • 何よりも神の言葉によって生きることである。人は、自分がイエスとの交わりに生きていると感謝できるように、神の言葉によって生きればよい。僕はこうして聖書を読み、思いめぐらし、神さまの導きを得ることによって、イエスとの交わりに生きていると思っている。ヨハネ福音書は、言は肉となったと書く。イエスは神の言葉である。
  • イエスは、ご自分の肉を食べ血を飲む者との親しい関係を語る。彼は私の内におり、私は彼の内におると。イエスはわたしと共に生きてくださり、私もイエスと共に生きるのである。

(聖書に聞く)

☆神はいかなる方か
  • (御子)56節。イエスの肉を食べ、血を飲む者に対して、イエスは深い交わりを持つ方である。
  • (御子)57節。イエスはご自分の肉と血を差し出し、それを受ける者たちを生きる者とされる方である。
☆神が求める私たちの生き方
  • (勧め)イエスを信じて生きることである。イエスの肉を食べ、血を飲むことである。イエスとの交わりに生きること。イエスと共に生きること。私たちは、イエスは私と共にいてくださることを思うが、自分がイエスと共に生きることに思いをいたすことは少ない。
  • (約束)イエスは天からのパンであり、これを食べる者は永遠に生きる。

(神の導き)

☆祈り
  • 天の父なる神さま、イエス様は繰り返し、ご自分を信じる者は永遠に生きると語られます。うれしく思います。イエス様の声を直接聞くことはできませんが、「私を信じるあなたは永遠に生きる」とのイエス様の言葉を受けとめたいと思います。私たちの生は死をもって終わるのではなく、終わりの裁きにおいても救いに入れられることを信じる信仰に歩みます。
  • 今ふと思いました。あなたを賛美する心はいつ生まれるのか。どこで生まれるのか。信仰に歩むとの思いを新たにするとき、私たちの口から賛美の言葉が出てくるのではないでしょうか。今日は、永遠の命を与えて下さるイエス様を賛美する言葉を連ねたいと思いました。
☆与えられた導き
  • イエス様をたたえる言葉を連ねる文章を書く

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「主イエスをたたえる」

あなたは人となられた神。
あなたは人となられた神の言葉。
この世には人の言葉が満ちています。
生きるためのアドバイスを語る人間の言葉が
本屋では山となって積まれています。
かつて私も人の言葉を求めました。
でもあるとき、気づきました。
神の言葉だけが真理であり、真実な言葉であると。
それを知ってから、私はあなたの言葉を求めました。
あなたの言葉によって、考え、行動するようにしました。
私の心のそこには、いつも平安があります。
確かなものによって生きているとの平安が。

私は思想によって生きてはいません。
聖書の教えによっても生きていません。
私は文字によって生きてはいません。
私はあなたによって生きています。
確かに聖書を読み、聖書の言葉で物事を考え
また行動します。
私は聖書の言葉の背後にあなたを見ます。
神の言葉、それは人格です。
あなたなのです。
私はあなたのように生きていきたい、
だから神の言葉を求めます。
聖書の言葉を通して、あなたのことをもっと知りたい。
さらにあなたのように生きていきたい。
あなたは人となられた神
あなたは人となられた神の言葉
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