2018年2月20日
(内容)
- この5章は、後から挿入されたような印象を持ちます。5章がない方が、物語がスムーズに流れます。5章は、城壁再建は困難であったことを伝えているように思えます。なぜなら、ネヘミヤがエルサレムに来たとき、ユダの地に住んでいた人々は貧しく、子を奴隷に売るような状況がありました。これでは、ユダの人々にとって城壁再建のために労力を提供することは重荷に他なりません。
- 「敵を恐れるな。偉大にして畏るべき主の御名を唱えて、兄弟のため、息子のため、娘のため、妻のため、家のために戦え」(4:8)と信仰を鼓舞すれば再建は進むとは思えない状況があるように感じます。
(黙想)
- 城壁の再建は大切な事業です。荒廃した都エルサレムの再建につながります。イスラエルの民なら、成し遂げたい再建です。そのためには労力の提供が必要ですが、それは報酬を得る作業ではありません。奉仕です。妨害に対しては警戒し、時に戦いが必要となる奉仕です。
- ユダの地に住むユダの人々は貧しい人が多く、再建作業は重荷となりました。生活するのがやっとなのに、時には子を奴隷として売らざるを得ないような状態なのに、城壁再建とはいえ労力提供は困難です。でも協力を得ないと再建は難しいのが現実だったと5章は伝えているように思います。
- 私たちの教会は今、高齢化が進み、教会は弱まりの中にあります。この状況を何とかしなければとだれもが思っています。この国の伝道は難しいと言い訳をしても教会の現実は変わりません。教会の伝道を盛んにするためにどうしたらよいか考えようと声を上げても、自分の生活で精一杯、と答える信仰者もいると思います。しかもどうしたら伝道が盛んとなり、実を結ぶようになるのかも分かりません。私たちは混迷の中にあって、どうしたらいいのか。
*ディボーションはここストップ。先に進めなくなりました。こんな時もあります。