列王記下 18章1~12節

2017年10月25日

(内容)

ヒゼキヤがユダ王国の王となりました。彼は主を固く信頼し、主の目に正しいことを行い、その企てるところは、皆成功しました。他方、神に逆らい続けてイスラエル王国は遂にアッシリアによって滅亡してしまいました。

 

(黙想)

  • ダビデは「父祖ダビデ」と言われ、信仰の模範となっています。年老いた信仰者は、子供たち、孫たちに対して、信仰の良い模範となるべきことを教えているように思います。-ヒゼキヤはダビデと同様、主を固く信頼し、主の目に正しいことをことごとく行い、彼のような王は、彼の前にも後にもいなかったと賞賛されています。固く神に信頼し、神の御心を行った王でした。彼もまた信仰の模範です。
  • ヒゼキヤ王は、主の目に正しいことを行ったユダの王たちが行わなかったことを行いました。聖なる高台を取り除いたことです。民はそこで礼拝をし、いけにえを献げていましたが、それは偶像礼拝であったと思います。ヒゼキヤはそれを取り除きました。神さまが求められる礼拝を追求したと言うことができます。偶像の排除、これは大きな課題でした。私たちは文字どおりの偶像をつくることはいたしませんが、心の中に偶像を造る危険があります。聖書から常に、神さまがいかなる方かを学んでいないと、自分の神を造ってしまう危険があります。
  • 神さまは彼を祝福し、ヒゼキヤが何を企てても成功したとあります。神さまに従う人を神さまが祝福されることを知ります。でも神さまに固く信頼すれば、何を企てても成功するということは法則にはならないと思います。そこは注意しないといけないと思います。神さまに信頼する者を神さまは必ず祝福してくださると信じます。神さまの祝福は、私たちが願うものであるとは限りません。何が神さまの祝福であるのか、見分ける目が必要だと思います。
  • またヒゼキヤはアッシリアに抵抗したとあります。この世の力に対して抵抗していくことは大切です。この世の力は時に、信仰者を圧倒する程の力で迫ってくることがあります。ヒゼキヤはアッシリア帝国に抵抗しました。

 

(聖書に聞く)

☆神はいかなる方か
  • 神さまは、ご自身に信頼する者を祝福される方です。
  • 神さまは、忍耐される方ですが、その忍耐にも限りがあります。イスラエル王国は神さまの目に正しいことを行わない王が続き、遂に滅亡しました。神さまは罪を裁かれる方です。
☆神が求める私たちの生き方
  • (勧め)神さまを固く信頼すること。
  • (模範)父祖ダビデは、信仰の模範とされています。私たちも家族に対して模範となることが大切です。特に孫への伝道を課題としてもよいと思います。信じてよかったとの証しを手紙に書いて孫に送るのもよいのではないか。
  • (警告)内なる偶像を造ってはいけない。自分は何を第一としているのか。それがあなたの神だとルターは言いました。
  • (勧め)この世の力に抵抗すること

 

(神の導き)

☆祈り
  • 天の父なる神さま、今日も聖書を読み、デボーションをすることができ感謝します。
  • ヒゼキヤ王は、アッシリア帝国に刃向かったとあります。この世の力に抵抗したのです。この世の力に抵抗する、このことを思いめぐらしていますが、一つのことを思い出します。私は今いくつかの教会の礼拝に奉仕をしています。礼拝の中で司式者が祈る祈りに気になることがあります。正確な言い回しは表現できませんが、罪に囚われている祈りにしか思えない祈りを聞きます。たとえば「一週間、神さまのみ心を思わず」というような祈りがなされます。それを聞くとき、それなら今週は聖書を読んで、神さまの御心を知るようにしたら、と心の中で思ってしまいます。
  • どこの教会でも似たような祈りを聞きます。それは結局は、説教が原因なのだと思います。福音をきちんと語り切れていないのだと思います。以前仕えていたK教会でも、赴任した当初はそういう祈りが献げられていましたが、段々、司式者の祈りが変化してきたことを私はうれしく感じていました。やはり説教なのだと思います。私は引退した牧師ですが、今年度は、招かれたときは、「死を越える」希望をテーマにして説教をしていますが、来年度は、「解放」をテーマに説教をしたいと思います。
  • また奉仕した教会での礼拝説教を録音していますので、司式者がどんな風に祈っているのか、文章に起こしてみたいと思います。
  • 神さま、私は今、新しいサイトをインターネットに立ち上げようとしています。どれほどのことができるのか分かりませんが、志しをあなたが与えてくださったと信じています。あなたが用いてくださると信じます。あなたに信頼します。今日もその準備をしますが、この5月のデボーション記録をサイトにアップすることにします。
☆与えられた導き
  • 来年度の説教テーマを解放にするので、パソコンの画面に付箋を貼って覚えとする。
  • 礼拝の録音を聞き、罪に囚われていると思える祈りの部分を文章にする。
  • 5月のデボーションをサイトにアップする。

 

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