ヨハネ福音書　10章7～18節

（内容）

• イエスは良い羊飼いであり、良い羊飼いがどんな羊飼いであるかが語られる。

（黙想）

• 1～6節ですでに良い羊飼いとはどのような羊飼いであるかは語られている。羊は羊飼いの声を聞き分けることは語られていた。
• この段落で新しく語られていることは、イエスは囲いの入っていない羊も導くことである。囲いの中にいる羊とはユダヤ人のこと。囲いの外にいる羊とは異邦人のこと。ユダヤ人、異邦人は羊飼い主イエスに導かれて一つの群れになると語る。
• 良い羊飼いは羊のために命を捨てることが繰り返して語られる。それが何のためかは語られていないが、それは父から受けた掟であるとされる。十字架の死は、イエスの意に反してのことではなく、父の掟としての死、父なる神の御心による死としてイエスは受け入れている。

（聖書に聞く）

☆神はいかなる方か。

• （御子）主イエスは羊の門であり、良い羊飼いである。
• （御子）10節。羊飼いとしてのイエスは羊に命を与え、豊かに与える方。
• （御子）11節。御子は良い羊飼いで、羊のために命を捨てる。
• （御子）14節。御子は良い羊飼いで、自分の羊を知っている。
• （御子）16節。囲いの中にいない羊も導く。羊は一つの群れになる。
• （御子）18節。イエスは自分で命を捨てることができ、捨てる方。

☆神が私たちに求める生き方

• （教え）14節。羊は自分の羊飼いを知っている。羊飼いの声を聞き分ける。
• （教え）14節。羊飼いと羊の関係は、神の子であるイエスと父なる神との関係に等しい。
• （教え）16節。羊は羊飼いの声を聞き分ける。

（神の導き）

☆祈り

• 　天の父なる神さま、今朝のデボーションで羊飼いは羊をよく知っているとの言葉が心に留まりました。イエス様は私のことを知っていて下さいます。ふと私は自分のことをどれほど知っているのかと思いました。自分の気持ちは自分でよく知っていると思いますが、それを言葉に出すことで自分の気持ちは明確になると思いました。言葉に出さないうちには、自分の気持ちはあいまいなものであると思います。
• イエス様が私の気持ちを知っておられ、私の先頭に立って私を導いてくださるのなら、私の気持ちをイエス様に伝え、自分の気持ちを確認し、イエス様の導きを期待したいと思います。牧師の務めから引退した私をイエス様はどのように導こうとされるのか、知りたいし、その導きに従いたいと思います。今日は、自分の気持ちをイエス様に打ち明けることとします。自分の気持ちを確かめるために。そして導きを受けるために。

☆与えられた導き

• 自分の気持ちをイエス様に打ち明ける。