2019年7月1日
(内容)
- 王の役人が自分の息子が死にかかっていたので、イエスに助けを求めた。「あなたの息子は生きる」とイエスから言われ、それを信じて帰った。途中でしもべたちが、息子がいやされたとの知らせを聞いた。
(黙想)
- この箇所は、イエスを「信じる」ことがテーマになっている。ヨハネ福音書は、イエスの言葉を聞いてイエスを信じる信仰がテーマになっている。
- 「あなたがたは、しるしや不思議な業を見なければ決して信じない」とイエスは言われた。この福音書に登場するユダヤ人たちは、イエスの言葉を聞いても、しるしを見てもイエスを信じない。自分たちが信じるためにしるしを見せなさいとも要求している。
- サマリアの町の人たちは、イエスの言葉を聞いて信じたとある。この箇所の王の役人も「帰りなさい。あなたの息子は生きる」とのイエスの言葉を信じたとある。王の役人は、イエスを信じる者として模範として示される。イエスの言葉を聞いて信じたのである。
- 聞いて信じる、それは鵜呑みにすることではない。私たちの場合は、聖書に照らして聖書に一致しているかどうか、それが信じる基準である。自分自身が基準ではない。
- この箇所において、王の役人はイエスの「あなたの息子は生きる」との言葉を信じて帰宅した。その途中で息子の熱が下がったとの知らせを聞き、イエスの言葉が実現したことを知る。
- イエスの言葉は必ず実現する。時が来れば実現する。ここで天使の言葉を思い出す。洗礼者ヨハネの父ザカリアに対して、天使はヨハネに「あなたの妻エリサベトは男の子を産む」(ルカ1:13)と告げた。ザカリア夫婦はすでに年をとっていた。ザカリアは半信半疑で「何によって、わたしはそれを知ることができるのでしょうか」と言った。すると天使は「あなたは口が利けなくなり、この事の起こる日まで話すことができなくなる。時が来れば実現するわたしの言葉を信じなかったからである」と言った。
- 神の言葉は実現する、イエスの言葉は実現すると信じることが大切だ。今日の聖書の箇所は、イエスの言葉、神の言葉を信じるように招いている。
(聖書に聞く)
☆神はいかなる方か
- (御子)イエスの語る言葉は信じるべき言葉である。イエスの言葉を信じる、それがイエスを信じるということ。
☆神が私たちに求める生き方
- (模範)50節。王の役人はイエスの言葉を聞いて信じた。これは模範。
(神の導き)
☆祈り
- 天の父なる神さま、今日もイエスの言葉を信じることについて聖書から教えられました。
- 終末の事柄をいかに真剣に信じるか、それは私の課題です。終わりを見て生きる、それが聖書の教えだと思っています。自分の死を見据えて今を生きる、終末を見据えてこの世界に生きる。何よりも聖書は終末における救いの完成を語っています。死んだらただ神の国に行ける、というのではなく、あなたの救いの計画の完成を楽しみにしたいと思います。
- そのためには、終末に何が起きるのか、知りたいと思います。使徒信条は、イエス様の再臨と最後の審判が語られます。
- 終末の事柄について、信仰問答(ハイデルベルク、ウェストミンスタ信仰告白)がどう言っているのか、調べてみたいと思います。まだ新約聖書が何を語っているのかも調べてみたいと思います。まとめたらブログに書いてみたいです。導いてください。
☆与えられた導き
- 信仰問答と聖書が終末の事柄について何と言っているのか調べる。