第二コリント 12章19~21節 伝道者の働き

2022年1月31日

(内容)

  • コリント教会に対してパウロがどんな思いでいたのか、そしてパウロの心配を語る。

(黙想)

  • コリント教会は偽使徒の影響を受け、パウロとの関係を悪くした。パウロを信頼しなくなったのである。パウロの使徒としての権威を認めなくなったのである。コリント教会は未熟だったのである。
  • 19節。パウロが使徒としての権威を語るべき手紙を書いてきたが、コリント教会の人たちは、パウロが自己弁護していると受けとめているとパウロは語る。パウロが単に自己弁護をしているのか、もっと深いことを語っているのか、その区別ができないコリント教会はパウロが自己弁護をしていると思った。上辺だけしか見ていないのである。
  • パウロはコリント教会を造り上げるために語ってきたという。教会には色んな教師・牧師が来る。一つは教師としての自分を認めさせようとする人がいる。自分が評価されることを求めるのである。そのための安易な手段は、他者を批判することである。パウロは偽使徒たちによって批判された。そしてコリント教会はそれを受け入れた。第二に一つの職業として教師・牧師の働きをする。第三にキリストに仕える謙遜な教師がいる。他のタイプがあるかも知れないが、教師、牧師の働きは誘惑に満ちている。
  • パウロの目的はコリント教会を造り上げるため。コリント教会がキリストの教会となること。信仰者がキリスト者として成熟すること、そのことにパウロは力を注いできた。しかし未熟なキリスト者にはそのことが理解できない。パウロの努力は偽教師(自分の評価を求める教師)にも理解されない。偽教師のパウロに対する非難を未熟なコリント教会は受け入れてしまった。
  • 20節。パウロの懸念が語られる。パウロがコリント教会に行ったら、みなキリスト者とはいえ、肉の人になっているのではないかとパウロは心配する。ここには肉の人間の性質、行動が列挙されている。本来このような人間がキリスト者となり聖化されていくのである。それが全然できていないということは、伝道者にとっては悲しみである。
  • 21節。コリント教会が肉のままであることについて、神が自分の面目を失わせると書く。もちろん、パウロが面目を失うのは、コリント教会のせいである。
  • あらためて思う。伝道者は、何のために伝道しているのか。自分の名を上げるためか。伝道者としてのお務めを果たすためなのか。教会を造り上げ、信仰者を造り上げるためなのか。

(聖書に聞く)

☆神が私たちに求める生き方
  • <勧め>伝道者は教会、キリスト者を造り上げるために仕えることに神から召されている。
  • <警告>自分の名を上げるために伝道という働きを利用しないこと。

(神の導き)

☆祈り
  • 天の父なる神さま、今日も聖書を読むことができ感謝します。今日はあらためて伝道者の務めについて教えられて感謝をします。そしてあなたは私をキリスト者を造り上げるために導いてくださったことを感謝します。今日教えられたことは大切な認識だと思いました。私の気づきをブログに書きたいと思いました。どうか用いられますように。
☆与えられた導き
  • 伝道者の働きについて

 

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