2024年4月1日
(内容)
- イエスは復活した。墓に行った女性たちは、輝く衣を着た人からイエスは復活したと聞かされ信じた。女性たちが弟子たちに伝えたら弟子たちはたわごとと受けとめ、信じなかった。
(黙想)
- 輝く衣を着た人は、イエスのことを「生きておられる方」と言った。さらに、「なぜ、生きておられる方を死者の中に捜すのか」と女性たちに言った。イエスは死者の中から復活したのだと言う。
- さらに女性たちにイエスが語っていた言葉を思い出させた。人の子は十字架につけられ、三日目に復活することになっているとの言葉。女性たちはこの言葉をイエスが語ったことを思い出した。状況はイエスが復活したことを示している。
- 女性たちは一部始終を弟子たちに語ったが、弟子たちにはたわ言に思えたとある。弟子たちは女性たちが伝えたことを信じなかった。弟子たちはイエスが三度ご自分の苦難と復活を予告した言葉を聞いていた。それが現実になったと聞いても信じなかった。
- イエスの復活、それは突然の出来事ではなかった。突発的なことでもなかった。すでにイエスが三度も語っていたことである。イエスの口から直接弟子たちは三度も聞いたのである。彼らはイエスから預言を聞いた。三回聞いた。その実現を聞いた時信じなかったのである。
- 女性たちが信じたかどうかは明確には書かれていない。おそらく信じただろう。
- 弟子たちは、「婦人たちを信じなかった」とある。女性たちが語ったことを信じなかっただけではなく、彼女たちを信じなかったとある。
- 弟子たちは復活という出来事が起きるなんて思っても見なかった。ありえない、それが彼らの実感だった。
- 今日、この箇所を読んで、この出来事は他人事ではないと感じた。以前は、キリスト教の教理として、キリストの復活が証言されているものとして読んでいた。全能の神ならそれができると当たり前のこととして信じた。
- 老いた今、この箇所を読む時、キリストは初穂として復活されたことを思う。キリスト者は、キリストに続いて復活するのである。つまりキリストの復活を信じるとは自分の復活を信じることであることが迫ってくる。次の聖句を思い起こす。
ヨハネ 11:25~26
わたしは復活であり、命である。
わたしを信じる者は、死んでも生きる。
生きていてわたしを信じる者はだれも、
決して死ぬことはない。
このことを信じるか。
- イエスから問いかけられているように思える。
(聖書に聞く)
☆神はいかなる方か
- <御子>十字架の死から復活された方。
☆神が私たちに求める生き方
- <教え>イエスの語った言葉が実現した。預言は実現する。
- <勧め>イエスは初穂として復活した。私も時が来たら、復活する。
(神の導き)
☆祈り
- 天の父なる神さま、聖書を思いめぐらすことができ感謝です。弟子たちは、イエスの復活を聞いても信じませんでした。年老いた者として、イエスの復活のメッセージは、私自身の復活というメッセージと受けとめるように迫ります。主の復活は、初穂としての復活でもあり、主に続いて私たちが復活するとの約束です。自分の復活を信じるのかと問われます。
- 復活信仰とは、イエス・キリストの復活を信じるだけではなく、自分自身の復活を信じることであるとあらためて気づきました。
- わたしの問題は、信じているのに、疑いの波が心に押し寄せてくることです。この疑いがなぜ生じるのかと言えば、信じないようにと働きかける力があるからです。それは外から来る力です。
- 聖書はそれを悪魔の働きと読んでいるように思います。
- ヤコブ 4:7~8
だから、神に服従し、悪魔に反抗しなさい。そうすれば、悪魔はあなたがたから逃げて行きます。
神に近づきなさい。そうすれば、神は近づいてくださいます。
エフェソ 6:10~18
最後に言う。主に依り頼み、その偉大な力によって強くなりなさい。
悪魔の策略に対抗して立つことができるように、神の武具を身に着けなさい。
わたしたちの戦いは、血肉を相手にするものではなく、支配と権威、暗闇の世界の支配者、天にいる悪の諸霊を相手にするものなのです。
だから、邪悪な日によく抵抗し、すべてを成し遂げて、しっかりと立つことができるように、神の武具を身に着けなさい。
立って、真理を帯として腰に締め、正義を胸当てとして着け、
平和の福音を告げる準備を履物としなさい。
なおその上に、信仰を盾として取りなさい。それによって、悪い者の放つ火の矢をことごとく消すことができるのです。
また、救いを兜としてかぶり、霊の剣、すなわち神の言葉を取りなさい。
どのような時にも、“霊”に助けられて祈り、願い求め、すべての聖なる者たちのために、絶えず目を覚まして根気よく祈り続けなさい。
- 天の父なる神、私は悪魔との戦いの中にあると受けとめます。悪魔が射てくる「疑い」という火の矢を信仰の盾をもって受けとめます。御言葉という霊の剣を握り、悪魔に抵抗します。そして霊に助けられて祈り、願い求めます。
- 自分がこのような霊の戦いの中に置かれていることに気づき感謝します。あなたの助けと導きを祈ります。
- 聖霊の導きにより信仰を確かなものとできるように祈ります。また霊の剣、私を支える御言葉を取ります。どの御言葉を支えとするか、選びたいと思います。導いてください。
☆与えられた導き
- 御言葉を選び、祈る。祈りの文章を作る。