ルカ福音書 24章50~53節

2019年5月6日

(内容)

  • イエス様は弟子たちをベタニアのあたりまで連れて行き、そこで天に上げられた。
    弟子たちは絶えず神殿の境内にいて神をほめたたえていた。

(黙想)

  • 四つの福音書で天に上げられるイエス様を描くのはルカのみ。
  • イエス様はマリアから生まれ、地上の歩みを終えて天の父なる神のもとへ行かれた。地上の私たちからは見えない世界へ行かれた。イエス様は復活して、天に上げられ、地上の世界を去られた。どこに行かれたのかは書かれていないが天の父なる神のもとへ行かれたにちがいない。
  • 我々は死ぬ。肉体はこの地上に残るが、やがて朽ちる。そして我々はこの地上の世界から消える。我々はどこへ行くのか。我々も天の父なる神のもとへ行くと信じる。主イエスと一緒に十字架につけられた死刑囚に対してイエス様は、「あなたは今日私と一緒に楽園にいる」と言われた。
  • イエス様が地上のこの世界を去り、天に移られた。我々もまた地上を去り、目に見えない世界、天に移されると信じる。
  • 弟子たちは、イエス様が天に昇られた後、神殿の境内で神をほめたたえていたとある。どのように神をほめたたえていたのだろうか。賛美の歌を歌っていたのか。それともイエス様が復活してよかったと分かち合っていたのか。われわれが神をほめたたえるとしたらどうするのか。今、自分が神をほめたたえるとしたらどうするだろうか。

(聖書に聞く)

☆神はいかなる方か
  • (御子)イエス様は弟子たちを祝福しながら天に上げられた。イエス様はこの後の弟子たちの活動を神に祈られたことになる。
  • (御父)イエス様は自分で天に上がったわけではないだろう。父なる神がイエス様を天に引き上げられた。
  • (御子)イエス様は天に上げられ地上の生涯は終わった。
☆神が私たちに求められる生き方
  • (模範)52節。弟子たちは神を賛美していた。

(神の導き)

☆祈り
  • 天の父なる神さま、イエス様はその働きを終えてあなたのもとに帰りました。使命を果たすためにマリアから生まれ、そしてあなたのもとに帰られました。私たちも母から生まれ、生涯を終えてこの世を去ります。人は誰もが死にます。自分の死を受容することは課題です。諦めて死ぬのではなく、仕方なく死ぬのでもなく、前向きに受けとめて死ぬことができたら幸いだと思います。今日の聖書を読んで、イエス様はマリアから生まれ使命を果たして天の父のもとに帰りました。人はあなたから命を与えられ、使命を果たして、父なる神のもとに帰ると考えることができる。自然の定めとして生まれ、そして死ぬのではなく、主イエスのように神から来て、神のもとに帰ると受けとめたいと思いました。
  • 天の父なる神さま、弟子たちは神殿でたえずあなたをたたえていたとあります。イエス様が十字架で死んで落胆の中に追い込まれた弟子たちでしたが復活されたイエス様に出会いました。大きな喜びがあったことは想像できます。
  • 日々、あなたをほめたたえたい、と私は願っています。私たちは祈る時、あなたに感謝を献げますが、あまりあなたをたたえる祈りはしません。それは私たちがあなたを仰がないからです。感謝を数え、あなたをたたえる祈りを当たり前にしたいと思います。そして続けたいと思います。今日と明日、一日の終わりにあなたをたたえることとします。あなたによって生かされているのですから。
☆与えられた導き
  • 自分の死を受けとめる理由が一つ与えられました。このことを記録します。
  • 今日と明日、一日の終わりにあなたをたたえます。

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