2023年7月10日
(内容)
- 平和を実現する人々は幸いである。その人たちは神の子と呼ばれる。
(黙想)
- 8節までは「心」がテーマだった。どのような心を持つ人が幸いであるかを語ってきた。この9節は、行動である。平和を実現するという行動。10節も行動で、義のために迫害されること。
- 3~8節までは心を扱い、9~10節は、行動を扱っているといえる。
- 平和を実現するとは、反戦運動をすることではないだろう。戦争をなくすことが直接に意味されているとは思えない。9節は義のための迫害である。文脈から言って平和の実現は、信仰的なものである。
- 神との間の平和、他者との間の平和の実現を目指すことが語られているのではないか。心の貧しい私たちは、自己中心的、利己的になりがちで、他者との間に争いを引き起こしてしまう。争いを起こしては、自分の罪を悲しむ。相手と争うのではなく、柔和な心で接したいと願う。さらに言えば、憐れみをもって接する。その結果、他者を愛し、他者との間に平和を実現することができる。
- しかし、その前に神との間の平和が大切である。神との間の平和を実現しているからこそ、他者との間の平和の実現に向かうことができる。これはイエス・キリストを信じ、義とされることによって実現している。
- 平和を実現するのに妨げとなるのは、自己中心、利己的な心である。このような心からは、人を裁くことなど他者に対して否定的な思いを抱くようになる。その人との間に平和を実現することはできない。否定的な思いを抱けば、平和を実現しようとも思わない。この御言葉に従い、幸いな人になることを拒むことになる。
- 神との間に平和を得ているだろうか。
- 身近な人に対して否定的な思いを抱いていないか。
- 平和を実現する人は神の子と呼ばれる。これはうれしいことである。神がイエス・キリストを救い主として送られたことは、神が私たちとの間に平和な関係を願ったからである。神ご自身が平和の神である。平和を実現する努力をすることによって、私たちは、神の子の実質を身につけることになる。
ローマ 15:33
平和の源である神があなたがた一同と共におられるように、アーメン。コリント二 13:11
終わりに、兄弟たち、喜びなさい。完全な者になりなさい。励まし合いなさい。思いを一つにしなさい。平和を保ちなさい。そうすれば、愛と平和の神があなたがたと共にいてくださいます。
(聖書に聞く)
☆神はいかなる方か
- <御父>父なる神は平和の神である。
☆神が私たちに求める生き方
- <勧め>平和を実現するように行動すること
- <約束>神から、神の子と呼ばれる。
(神の導き)
☆祈り
- 天の父なる神さま、今日もディボーションできて感謝します。今日は平和を実現するように促しを受けました。私たちが利己心、自己中心を捨てて、他者との間に平和の関係を作り出すことが勧められました。それは神の栄光を現すことにつながると思います。
- また信仰によって義とされているので、あなたとの間に平和の関係が築かれていることを確信するように教えられました。
- 私自身は、イエス・キリストにより義とされ、あなたとの和解を与えられ、あなたとの間に平和があることを信じ、心は平安であることを感謝します。
- 今私に平和な関係を築く人がいるかと考えました。Yさんを思い出しました。Yさんとは険悪な関係があるわけではありません。問題は何もありません。信仰者同士として少し親しくなりたいと思いました。天の父よ、導いてください。
☆与えられた導き
- Yさんのことを祈ることから始める。