ルカ福音書9章28~36節 イエスの祈りに答える神

2025年6月30日

(内容)

  • イエスは山陰ので絵師を連れて山に登った。イエスが祈っていると、モーセとエリヤが現れ、弟子たちは栄光に輝くイエスの姿を見、また「これに聞け」という神の声を聞いた。

(黙想)

  • イエスは祈るために山に登った。三人の弟子を連れていた。何を祈ろうとしたのか。弟子たちが、殺されてしまう自分がなおメシアであることを信じるように祈ったのではないか。イエスはことある毎に祈る。
  • すると不思議な光景が繰り広げられた。モーセとエリヤが現れ、エルサレムで迎える「最後のこと」についてイエスと語り合っていた。この場面はマタイにもマルコにもあるが、何を話し合っていたのかは、ルカだけが書く。
  • ペトロは栄光に輝くイエスを見た。イエスは殺されるかも知れない。しかしイエスは栄光に輝いている。そして最後に弟子たちは「これに聞け」と語りかける神の声を聞いた。このことはイエスがエルサレムで迎える事柄はすべて神の御心に沿っていることを告げている。栄光に輝くイエスの姿をペトロは見た。イエスが殺されても、神はイエスを復活させる。イエスこそメシアである。神は栄光に輝くイエスの姿を弟子たちに魅せたのである。
  • 弟子たちは神から、イエスがメシアであると信じるように導かれた。エルサレムで何が起きようとなおイエスはメシアであることを信じるように導かれた。
  • ルカ福音書の場合、イエスの死は殉教の死である。旧約の預言者と同じように神の言葉を語り、人々に神に立ち帰るように語った預言者は信じてもらえず不遇の境遇に甘んじた。
  • イエスは祈った。祈りに答えて神は不思議な出来事を起こし、弟子たちはイエスをメシアと信じるように導かれた。イエスが復活した後、弟子たちはこの出来事を思い出し、イエスがメシアであることの確信がさらに深まったことと思う。自分もイエスのようにもっと祈ってよいと思った。

(聖書に聞く)

☆神はいかなる方か
  • <御子>イエスは祈る方。父なる神に委ねる方。
☆神が私たちに求める生き方
  • <勧め>事あるごとに祈る。

(神の導き)

☆祈り
  • 天の父なる神さま、今日も聖書を思いめぐらすことができ感謝です。今日の聖書から、祈る主イエスを模範にしたいを思いました。日々色んな課題を覚えながら祈っていますが、祈りの義務を果たすために祈っているような気もします。主イエスが山に登って祈ったよう、あなたに向き合って祈りたいと思いました。
  • この世界では、戦争が起きています。多くのいのちが犠牲になっています。戦争を行い権力者たちは人の命を軽んじています。戦争と平和を求めて祈りたいと思います。
☆与えられた導き
  • 平和を求めて祈る

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