2024年2月9日
(内容)
- 人の過ちを赦すなら、天の父は私の過ちを赦してくださる。人の過ちを赦さないなら、天の父は私の過ちを赦さない。
(黙想)
- 赦しについては、主の祈りの中でも祈られた。自分が他者を赦したように、自分の罪を赦してくださいと。主の祈りの後にもう一度赦しの教えが来ることは、赦すことの大切さ、重大性を語る言葉である。これは弟子たちに向けられた教えで、自分の過ちが赦される条件を教えたものではない。天の父から自分の過ちを赦されたなら、人の過ちを赦しなさいとの教えである。
- 自分の過ちの赦しが天の父に赦されたと信じる人は、人の過ちを赦せるはずだという教えでもある。人の罪を赦すことができることは、自分の過ちが天の父によって赦されていることのしるし、証拠と考えることができる。人の過ちを赦せない人は、赦されることがどういうことか分かっていない。
- イエスは、人の過ちを赦すことの大切さを強く主張している。赦すことなしに他者との間のよい関係を築くことはできないし、他者との間の平和を築くことはできない。
- 6章の前半は偽善者のように振る舞ってはならないとイエスは教えている。祈っている姿を人に見せることは偽善であり、隠れて祈ることを教え、さらに主の祈りを祈るように教えられた。そして人の過ちを赦すことを教えられた。神を信じていても偽善者のように振る舞う人はいくらでもいる。人の過ちを赦してこそ、神を信じる人である。
(聖書の教え)
☆神はいかなる方か
- <御子>人の過ちを赦しなさいと教える。
☆神が私たちに求める生き方
- <勧め>人の過ちを赦すこと。
(神の導き)
☆祈り
- 天の父なる神、人の過ちを赦すこと、そして互いの間に平和の関係を築くことにむずかしいことを思います。国と国とが戦争をします。異なる民族同士が戦争をします。このような状況は終わりの日まで続くのでしょうか。
- 福音が世界に浸透していかない限り、終わりの日まで続くのでしょうね。小さな祈りですが、福音が世界に浸透するように、諸教会が福音を宣べ伝え続けるように祈ります。
- また私自身、機会があれば平和の福音を語ることができればと思います。平和の福音について黙想してみたいと思います。
☆与えられた導き
- 福音が世界に浸透するように祈る。
- 平和の福音について黙想する。