2024年4月29日
(内容)
- 何を食べようか、何を着ようかと思い煩わないようにと教える。
(黙想)
- 自分の命のことで何を食べようか、何を飲もうか、自分の体のことで何を着ようかと思い悩む人がいる。それに対して悩むなとイエスは語る。命は食べ物より大切で、体は衣服より大切だとイエスは語る。本当に大事なのは命であり、これを忘れて何を食べようかと思い悩むのは違っているとイエスは語る。同様に本当に大事なのは体であり、これを忘れて何を着るのかに悩むのは間違っているとイエスは教える。
- あなたの富のあるところにあなたの心もあるという言葉からすれば、命よりも食べ物、体より着物に心が向けられている。そして心が思い悩んでいる。
- 食べ物も着る物も、生きるための手段であり、生きる目的ではない。目的と手段を取り違えるのは誤り。そして神は生きるのに必要なものは備えてくださると教えられる。
- そして真に求めるべきものを求めることを教える。つまり神の国と神の義を求めることである。
- 人間には色々な悩みがある。人間関係から生じることで思い悩むことがある。この場合はどうなのか。異邦人も信仰者も悩む。これは生きるのに必要な物が与えられない悩みではない。人間の多くの悩みは、人間の罪に起因するものが多い。
- この箇所は、人間の思い悩みすべてを取り扱っているわけではない。何のために生きるのかを考えず、生きるのに必要なものに心を向け、思い悩むことについてそれは違うと教えている。これはキリスト者ではない異邦人が悩むものであるといわれる。
- 神は必要なものを備えてくださることを信じることが大切である。
(聖書に聞く)
☆神はいかなる方か
- <御父>私たちが必要とする物を知っておられる。そして与えてくださる。
☆神が私たちに求める生き方
- <勧め>必要なものは神が備えてくださることを信じる。
- <勧め>何を食べるか、何を着るかと悩まない。生きる手段と生きる目的をはき違えてはならない。
(神の導き)
☆祈り
- 天の父なる神、生きる手段と目的をはき違えないように教えられました。何を食べ、何を着るかに生き甲斐を見出すようなことはしなくてよいと教えられます。自分の心がどこにあるのかが大切ですね。
- あなたは私の人生において、必要なものを備えてくださいました。主イエスが語るとおりです。必要なものを備えてくださったので、私は牧師の働きに専念できたことを覚えます。
- 今は、牧師の働きから退き、老いの日々を過ごしています。老いの時期は、心身は衰えていくので、心配事は増えていきますが、あなたが私の歩みを支えてくださると信じ、いたずらに心配しないことにします。健康面、経済面で、あなたのお支えをこれからもお願いします。
- 老いの中にあって、許されるならば説教の働きをなし、あなたに仕える歩みを全うしたいと思います。どうぞ導いてください。今日は、最近心に響く、讃美歌370番であなたを賛美したいと思います。
☆与えられた導き
- 讃美歌370番で神を賛美する。