2021年12月4日
(内容)
- イエスはベツレヘムで生まれた。ヘロデ王はユダヤ人の王として生まれた者を殺そうとしたので、ヨセフはエジプトに逃れた。やがてイスラエルに戻りナザレの地に住んだ。
(黙想)
- この2章でマタイはイエスの誕生に関わる事柄が預言の成就であることを繰り返し語る。マタイによればイエスはベツレヘムで生まれた。そして誕生してまもなく東方から来た占星術の学者たちがイエスのもとに来た。そして占星術の学者たちが帰ると、天使はヨセフにエジプトに逃げるように告げる。これも預言の成就であり、ヘロデ王が死んだ時、天使のお告げによりイスラエルに戻るように促される。ヨセフとマリアとイエスはエジプトからイスラエルに戻りナザレに住んだ。これも預言の成就であるとマタイは書く。
- ルカ福音書では、イエスはベツレヘムで誕生した。それはマタイも同じ。ルカではヨセフとマリアはエルサレムの神殿に行き、初子のイエスを神に献げている。それは「初めて生まれる男子はみな、主のために聖別される」という律法に基づいている。その後、ヨセフとマリアは自分たちの町であるナザレに帰ったとある。
- マタイとルカが語ることはあまりに違いすぎる。
- イエスが生まれてからのことについては二つの言い伝えがあったということなのか。そうでなければどちらかは信仰的創作ということになる。マタイはマタイとして読み、ルカはルカとして読めということなのか。復活の朝、墓に行った女性の名前が福音書によって違うのは確かである。それは言い伝えによる違いを考えることができる。しかしナザレに戻ったのか、エジプトに逃れたのか、違いは大きすぎる。
- このマタイの2章からは、預言の成就以外のメッセージを読み取りにくい。ディボーションはここまで。