2025年2月28日
(内容)
- イエスの兄弟、姉妹、母は、天の父の御心を行う人である。イエスの肉親であることは、本質的に大事なことではない。天の父の御心を行って主イエスの兄弟、姉妹となれる。
(黙想)
- イエスの母と兄弟たちがイエスにいるところに来た。話したいことがあったらしい。何を話したいのかは分からない。12章は基本的にイエスに対する無理解を扱っているので、イエスの活動を抑制しようとしたのかも知れない。ここで大事なのは、イエスとの関係に生きるなら、何が大事かである。天の父の御心を行うことが大事で、天の父の御心を行う人がイエスの兄弟、姉妹である。イエス自身天の父の御心を行うために世に来られたのである。
- ファリサイ派の人たちは、神の御心を行うことに熱心であったが、彼らは神の戒めを表面的に守るだけであった。その戒めが何を大切にしようとしているのかを考えるだけではなく、字面だけ従っていた。イエスは彼らを批判して偽善者と呼ぶことがあったし、彼らは神の教えを教えているが、自分では実行していないとイエスに批判したことがある。我々キリスト者も天の父の御心を知っていても実行しないという批判は受けとめる必要があるだろう。
- 今の自分に天の父は何をすることを望んでおられるのか、これを知ろうとすることは大切である。しかし聖書には神の戒めは沢山ある。どの戒めを行ったら良いのか、考えるのは大変でもある。
- 自分の最近の歩みを振り返り、天の父は何を私に期待しているのか、考えてもよい。思いめぐらす価値はある。
(聖書に聞く)
☆神はいかなる方か
- <御子>天の父の御心を行う者が、自分の兄弟、姉妹であると教えた。
☆神が私たちに求める生き方
- <勧め>今の自分に神は何を行うことを望んでおられるのかを黙想する
(神の導き)
☆祈り
- 天の父なる神さま、今日も聖書を思いめぐらすことができ感謝します。今日は、あなたの御心を行う人が主イエスの兄弟、姉妹であると教えられました。私は主の兄弟であることを望みます。それゆえ、あなたの御心を行うことを志します。
- 私はこうして聖書に親しみ、あなたの御心を尋ね求め、行うように努力しています。今日は私の歩みを振り返り、わたしへのあなたの御心を探りたいと思います。そしてあなたの御心を行う者になりたいと思います。わたしが行うべき、あなたの御心を教えてください。主の御名により祈ります。
☆与えられた導き
- 最近の自分の状態を振り返り、私が行うべき天の父なる神の御心を尋ね求める。
~~~~~~~
・信仰を持って老いを生きること。
・終末の希望に生きること。
・説教奉仕の依頼を受けた時、福音の中心を説教するようにすること